春から初夏にかけては猫たちの繁殖シーズンなのですが
私は仔猫を自分が見付けて拾ったという経験はないのです。
大抵は誰かが拾った子が私のところに辿り着いて来るというパターンです。
今回もご多分に漏れず・・・
運命の7月5日
その日の午後、私は自宅にいる障がいのある珊瑚ちゃんのお世話に帰宅していました。
ちょうど仕事関係のY君から電話があり連絡事項などを話している最中に
電話口で「あっ!仔猫が倒れてる!!!」と叫んだY君
彼は運転中、(もちろんBluetooth使用)
聞いた瞬間に拾えっ!直ぐ拾えっ!!と叫んでいました。
もう拾って、じゃなくて完全に命令口調(笑)
間髪入れずに「拾いましたっ!」と。
そのまま私の指示した動物病院に搬送するように伝え病院に連絡してから
私も向かい病院でY君と合流しました。
車通りの多い道路端で倒れていたのを、たまたま左折しようと速度を落とし
安全確認をしたY君の視界に仔猫が入ったのでした。
ノミ、寄生虫、極度の栄養不良・・・歯も生えているのに250gしかありません。
正にガリガリで助かるだろうか、とそれだけが気がかりでしたが
必要な処置をしていただき連れ帰りました。
拾ったのはY君ですが、さすがに猫初心者さんには厳しい状態です。
頑張れ頑張れ!ここに辿り着けたのは強運という以外にないのですから
ですが一度酷くダメージを受けていると回復したように見えた頃に急変することも
あるので、まだまだ安心は出来ないのですが、立って歩けるようになりました。
鼻腔炎も起こしているので強制給餌も必要ですし問題はけっこう抱えてはいますが。
今日は七夕です。
短冊のお願いは「花ちゃんが無事に成長出来ますように」と。
仔猫には花ちゃんと名付けました。
不思議なご縁に導かれて辿り着いた花ちゃん。
こんなになるまでやせ細ってしまうような辛い日々とはお別れです。
美味しいご飯をたくさん食べてあったかいベッドでゆっくり眠って
元気におなり、可愛い花ちゃん。
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