高齢の飼い主さんが亡くなってしまい残されたさっちゃん
遠く嫁ぎ先に暮らすこちらも高齢の娘さんは知人などに頼み
さっちゃんが餓えないようお世話を長いこと依頼して来ましたが
それも難しくなり娘さんはご実家に一時的に帰っていらっしゃいました。
そう長い間、浜松にいることも出来ません。
しかしご事情があり連れて帰ることも出来ません。
そんな中でちびママの家にご縁が繋がりました。
長いこと誰も暮らさない家でひとりで暮らして来たさっちゃんは
人馴れもしていませんでしたが、娘さんの亡き母が遺したさっちゃんを
なんとしてでも守りたいという想いはぶれませんでした。
先月の末、触れないさっちゃんを保護するため私は捕獲に出向き、
捕獲網で捕獲、直ぐに病院へと運び診察、治療後にちびママの家に連れ帰りました。
1ヶ月のお預かりを経て、さっちゃんはちびママの家に入所の運びとなり
もう2度と暑さ寒さに耐えることもなく本来の名前を毎日呼ばれる場所を得たのです。
さっちゃんがひとりで暮らしていたのは5年にもなるそうです。
娘さんは遠方から本当によく頑張ってくださったと思います。
誰か、この世の中にたったひとりでも良い
生かしたい!守りたい!と行動をしてくれる人に恵まれた子は
どれほどに幸せなことでしょうか。
この小柄で可愛らしい女の子の命のバトンは確かに受け取りました。
コロナが収まり晴れやかな笑顔でご面会に来られる日が早く来ますように。
この記事へのコメントはありません。