ちびママの家には時折こんな電話がかかって来ます。
実はうちの子が亡くなったのですが、残ったフードとか
使っていただけませんか?
大切に慈しんで来た我が子を看取ったあと、出来るなら残ったものを
誰かにと、辛い気持ちを堪えて連絡をしてくださるのです。
そういったご寄付はもちろん有難くいただいています。
今日もたくさんのフードなどをお持ちくださった方がいました。
この量を見た時、何匹ですか?と聞いてしまいましたが
1匹です。とおっしゃいました。
そうか・・・と思いました。
私も経験者ですから。
食が細くなり食事を満足に食べられなくなった子の為に飼い主さんは
あれなら食べてくれるだろうか、これならほんの1口でも食べられるかもと
いろいろな種類のフードを購入したに違いありません。
お気持ちを思うと胸が痛くなりました。
私も以前、一切れの生のカツオが欲しくて片道40分をかけて置いてある
魚屋さんまで車を走らせたことがありました。
頂いたフードを見乍ら、旅立った子に想いを寄せました。
ありがとうございます。
こんなにも大切な品々をご寄付いただいて。
写真を見せて頂きました。
可愛らしい茶トラの子でした。
今はもう痛みも辛さもなく自由なたましいに戻って飼い主さんの傍らに
いるのかも知れません。
頂いたご寄付は今を生きる子たちの楽しみなおやつになります。
ふと見た缶詰のデザインの「長生きしてね」の文字が
あまりにも切なく感じました。
でも、愛された一生でしたね。
この世は出会いと別れの繰り返しですが、動物であれ人であれ
どのくらい愛したか愛されたかが何よりも大切なことだと思うのです。
茶トラの猫さんは飼い主さんとちびママの家を繋げてくれました。
また寄らせて頂いても良いですか?とおっしゃっていただきました。
もちろんです。
またお待ちしていますね。
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