先日、某ファミレスに入って食事をした時のことです。
食事の途中で隣のテーブルに入って来た方がました。
その瞬間、ものすごい香水の匂いで食べているものの味までおかしく感じました。
香水の匂いがどうしても漂って来てしまい、かなり不快になったので
急いで食べて店を出ました。
くっさ~~~~~~
外の空気がどれほど有難かったことか・・・・
そのとき、ハッとしました。
長期に渡り猫をお預かりしていたKさんのことです。
化学物質過敏症という病気を聞いたことがあるでしょうか?
私はKさんと知り合い初めて耳にしました。
仔猫のときから可愛がっていた猫を預けなければならなった病気です。
猫がいけないのではなく、エアコンから入って来る外の空気に混ざっている近隣のお洗濯に
使った柔軟剤の香りや庭の手入れの消毒の匂い、猫のトイレの砂に含まれる消臭剤
化学物質全般に酷く反応されていました。
そんな普通のものに過敏に反応してしまい、さまざまな症状に苦しむのです。
とても普通の生活が出来るレベルではなく、このコロナ禍でもアルコールのスプレーも
使えないのです。
そんな方と身近に接して私はずいぶん学ぶことが多かったと思います。
化学物質過敏症と言えばシックハウス症候群くらいにしか考えていませんでしたが
もっと多岐にわたり倒れるほどの弊害が出ること。
そんなことを、食事中の香水の匂いで思い出したのです。
うちでは柔軟剤を使っていません。
私自身香水も身につけません。
化学物質過敏症は目には見えないので、どこで誰かを苦しめているかも
わからないのです。
もちろん、私のせいでその方が病気になったわけではないのですが
知った以上、ほんの少しでも優しくありたいと思ったのです。
いつ自分自身が、私の周りの大切な人たちが発症するかわかりません。
この病気に罹る方は増えているとのことです。
そして専門医が極端に少ないのです。
以前にじのはしを渡った梅子
下半身麻痺でした。みんないろんなことを抱えて生きています。
でも一生懸命に生きています。
病気の人障がいのある人、高齢の人そんな皆さんが生きやすい社会は
きっとどの人にも優しい社会なんでしょう。
*写真は変形関節症の珊瑚ちゃん、事務所でお手入れ中です。
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