11月19日未だ夜も明けきらない朝方
倖ちゃんが静かにその一生を閉じました。
昨日の午前中に病院で治療も受けたばかりで
先生がもし持てば月曜日にと仰ってくださいましたが
本当は私も先生も倖ちゃんの月曜日は絶望に近い想いだったのです。
それでも頑張る倖ちゃん
毎週土曜日に来てくれているボランティアのIさんもいつもの時間を早めて
来てくださり、倖ちゃんが保護された現場を担当しているボランティアさんも
駆けつけてくれました。
倖ちゃんは優しい想いに包まれた時間を過ごしていました。
夕方皆が帰りもう声も出せなくなっていた倖ちゃんは私とふたりきり
それでも倖ちゃんと声をかけると声にならない声で返事を返してくれたのです。
容態は時間を追って悪くなって行き、私は応接室のソファをベットにして
倖ちゃんと隣り合わせに寝て朝まで過ごしました。
保護されて私の元にたどり着いた時にはすでに回復出来る状態では
ありませんでしたが、獣医さんのおかげで少し体重も増え
例え2ヶ月足らずの時間でも「飼い猫」としての暮らしを得ました。
暖かい陽射しの中で寛ぎ、お腹いっぱいご飯を食べ普通の猫のように
猫じゃらしで嬉しそうに遊び、人の膝の温もりを知りました。
最期の一瞬まで愛された時を過ごしました。
この2ヶ月足らずの時間は神さまがくれたプレゼントだったのでしょうか
今日の午後倖ちゃんを神さまにお返ししました。
冷たい空気の中でも澄み切った青い空が美しくて
それがまた哀しくて・・・・
葬儀後、しばらくは納骨堂で過ごします。
また会いに来ましょう。
倖ちゃんに会いに、そしてここに眠るちびママの家の子たちに会いに。
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