ちびママの家では入所した猫さんたちにご面会も出来ます。

日時を予約していただくのですが、コロナ以来一度に複数の方が

集まるのを防ぐためなのでそこはご協力をお願いしています。

ここ数日、毎日ご面会の予約をいただいていました。

久し振りの再会です。

覚えていてくれるかしら？

忘れられているかも？と少しの不安と会えた嬉しさが入り混じって

面会をする皆さまです。

私はその様子を後ろから見ているのですが、猫さんたちは

長年同じ時を共にした飼い主さんを忘れてはいないように思います。

性格によっては素っ気ない態度の子ももちろんいますが

声をかけられた時、その表情、眼の動きは大切なものを思い出したと

確かに物語っています。

その表情を見たとき、ああ、この子たちは大切にされて幸せな時を

過ごして来たのだなぁと思うのです。

だからこそ、私はもっともっとこの子たちとこころを通い合わせて

いかなくてはと思い、託してくださった飼い主さまたちの想いに

応えなければと思います。

コウちゃんを包むコウちゃんママの手

なんて穏やかで満ち足りたお顔をしているのでしょう。

入所した子の中には飼い主さまが亡くなられたり、存命でいらしても

面会が難しい方々もたくさんいらっしゃいます。

私やスタッフたちは、猫たちの安全のみでなくその想いを受け止めて

いかなくてはなりません。

マザーテレサの名言の中に

私たちは、大きいことはできません。小さなことを大きな愛をもって行うだけです

と言う言葉があるのですが、毎日猫たちの名前を呼び撫でながら

その身体に触れ今日を共に出来ることを感謝する、そんな日常の中にこそ

この言葉は生きているのだと思います。