ちびママの日記

僅かに残された時

このところ幾度となく父の居るホスピスから連絡が入るようになりました。

確実に体調は下降線を辿っています。

遂に脈が40~50くらいにまで落ちてしまいました。

30台に入ったらかなり危険です。

そしてそれはいつ起こるのかわからない状態であるのです。

そのため、ちびママの家のご面会も一旦お受けしておりません。

1日のうち私たち3姉妹はそれぞれに時間を作っては施設に出向いています。

皆、お別れは覚悟しています。

先ほども猫たちのおやつタイムが終わると施設に車を走らせました。

ちょうど部屋には私と父だけになりました。

もう会話も出来ませんし、意識があるのかないのかも判り辛いのですが

私はただただ静かに安らかに旅立てるようにと願うばかりです。

愛情深く善良な人です。

私は生まれ変わるなら、またこの父の子に生まれたいと思うのです。

子どものときも、私が大人になっても、たくさんの失敗や挫折があったときも

父はいつでも必ず私の味方でいてくれました。

まだ恩返しも出来ていないのに

なのにもうお別れはカウントダウンに入っているのです。

生き死には、命の長さは神さまの領域

大いなる存在の元に父が還るそのときには

出来れば傍で見送れたらと思います。

妹の家の桜が見事に咲いて、その枝を手折って父の元に持って来てくれた妹

その気持ちが切なくて。

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