昔、まだ私が少女の頃、興味半分でよく当たる占い師さんに

将来を見てもらいに友人たちと行ったことがありました。

その時、貴女はすごい強運を持っていると言われ、でもその代わりに

他の人より大変な人生を送るとも言われました。

運命の上がり下がりが極端で悪いときにはどん底

良い時には人も羨むような状況なんだそうです。

若かった私は笑いながら聞いていたように思います。

そして今振り返ってみると・・・う～～～ん当たっていた？かも？？

出会う人には恵まれて助けられると言われたのですが

かなり当たっています。

〇〇歳以降は貴女が望むような生活が送れると言われましたが

沢山の動物たちと暮らしたい←え？たくさんの猫、これって大当たり？

誰にも束縛されたくない、自由でいたい←ほら、だからおひとり様なわけですよ。

自由でいたいと望んだから、会社を経営する立場になったんでしょう

でも自由は最大の不自由だなんてことはその頃は知りもしなかったことです。

今、広告代理店と高齢猫の施設ちびママの家を得て

私は何をしたいのだろうと考えることが多くなりました。

もちろん今は自分のしたいことをしているわけなのですが

立ち止まってはいけないなと感じているわけです。

人の一生なんてどんなに頑張っても100年には満たないでしょう？

そのうち動ける体力があるのは、もっと短い期間です。

「本当に今したいことは何？」

時間は有限だからどんどん過ぎていってしまいます。

でも焦っても見つからないときは見えないものだから、出会う人

読んだ本の文章の中、見聞きした話題の中、それらの中になにか

ヒントが隠されているような気がして、ときどき耳を澄ませています。

もしかしたら今私の周りにいる猫たちがヒントをくれる存在なのかも知れません。

昨日、元野良さんだった子が天に還って行きました。

最期まで誇らしい野良猫でしたが、亡くなる数時間前

横たわりながら私にさかんに何か言うのです。

こんなことは本当に初めてのことでした。

触れることを嫌がる子でしたが、最期は触れても逃げるそぶりも見せず

私に語りかけて来ていました。

その姿が尊くて、ああこの子は確かに私に何かメッセージを伝えたのだと思えて

それが何なのかを私は考えなくてはなりません。