ちびママの日記

7月最期の別れ

怒涛の7月の営業が終わりました。

恐ろしいまでの書類の山も片付き明日は会計士さんに渡せます。

毎日とても忙しくしていました。

ものすごく時間が足りない・・・あっという間に夜中の1時2時は日常でした。

そんな中、3年3ヶ月前にお迎えをしたホブくんとのお別れがありました。

彼は酷い怪我を負っていたところ親切な保護主さんと出会い

ちびママの家にやって来た子でした。

金曜日から昏睡状態になり、ただ静かに呼吸だけしていましたが

お水も飲めないので、寝たきりのホブくんを病院に連れて行き補液だけでもと

先生にお願いをしていました。

私も先生もお別れが近いことをわかってはいました。

それでも諦めきれない想いを拭うことも出来なくて、もしかしたら意識を

取り戻してくれるかもしれないと、出来得る限りこの子の傍らにいたのです。

2日間、自宅にも帰らず会社に泊まりこみホブくんのとなりで仮眠をとっていました。

日曜日の夜10時前

ホブくんの口周りなどを湿らせたタオルで拭いていると

奇跡的に一瞬意識が戻ったのです。

名前を呼ぶ私の声を確かにこの子はわかっていました。

声にならない声で、ふとした仕草が私に何かを語りかけました。

そして静かにその生涯に幕を下ろしたのでした。

穏やかな最期でした。

私にお別れを言ってくれたのかな

虫の知らせというのでしょうか

ホブはきっと最期に意識が戻るのではないかと漠然と思っていました。

その僅かな一瞬のときに、私は必ず傍にいてやりたいと思っていました。

私の腕の中で旅立ったホブくん、7月27日午後9時59分のことでした。

私はただ、ありがとうね、ありがとうねと何度も何度も繰り返していました。

数年前に患った膵炎から糖尿病を併発し、毎日朝夕にインスリンの注射を

しなければならない毎日でしたが、彼はまったく意に介さずお利口に

注射を打たせてくれたのです。

いっぱい頑張ったね

最期にお別れまでしてくれるだなんて、なんて出来た子だったろうか

ちびママの家は高齢猫の施設ですから毎月のようにお別れをする

ことがあります。

こころが折れそうというのはこういう気持ちなんでしょう。

でも、それを支えてくれるのも、また猫であるのです。

1回、ぎゅうっと目を閉じて逝った子のすべてをこころの中に納めます。

そうやって自分のこころの中でいつも抱きしめながら日々を過ごしていくのです。

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