ちびママの日記

束の間のご縁

ここ1週間ほど友人から野良猫さんを2匹預かっていました。

この子たちは友人が関わった地域の野良さんで手術が済んだら

元の場所にリリースされる子たちでしたが、女の子だったので

傷が癒えて痛みも落ち着き食事や排泄など問題がないかどうかを

見極めるためと、これからの外での暮らしを前に十分な休養をさせるため

でした。

こういったことはたまにあります。

昨年でいえば、大怪我をしていたひろくんや扁平上皮癌の疑いがあった

Sioくんがそうです。

怪我や病気で外には戻せないと判断すれば、今度は全力で家猫修行に

入るのですが、若くて元気な子はリリースになります。

そのへんの線引きをしないと、アニマルホーダーまっしぐらになってしまいます。

しかし・・・です。

お世話をした子がリリースされるのはさすがに切ないものがあるのですが

外に戻すなんてかわいそうだと、ただ感情のままに受入は出来ないし

してはいけないと強く思うのは、ボランティア時代に「多頭飼育崩壊現場」を

目の当たりにしているからです。

自分のキャパ以上のことはしてはいけないのです。

助けたつもりの猫を苦しめることにもなり兼ねませんから。

せめて自分に出来ることは、たとえ一時でも療養の出来る場を提供

することくらいです。

こういう子たちはちびママの家のスペースには入れません。

ちびママの家は2階にあるのですが、1階のエアコン付きの小部屋で

一定の期間を過ごし、そして帰って行くのです。

頑張って生き抜くんだよ。

どうかこの子たちが無事に日々を過ごせますようにと祈りながらの別れです。

手術を終えたこの子たちは、親になることはありません。

増えることに歯止めをかけることが野良猫を減らすことに繋がります。

今日、リリースのときの動画を送ってもらいました。

2匹とも住み慣れた場所へ一目散に走って行きました。

sioくんと故ボブくん

2匹とも野良でしたがおうち猫になれた子たちです。

全ての子を助けることは出来ませんが、逆に出来ることはしたいと

思っています。

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