ちびママの日記

もしもの時のために。

昨年、開設した高齢猫専門移住受入施設ちびママの家

こちらに入るお問い合わせの中で、1番多いのが

今は大丈夫なんだけれど、もしも自分に何かあったら・・・というご心配の相談です。

ご相談者はやはりお歳を重ねられた方が多いです。

そしてひとり暮らしの方、若しくは同居のご家族がいても

猫のことは頼み辛い事情があるとか。

ちびママの家では、そんな方のために生前契約という制度があります。

簡単に言えば、もしもの時はこちらでお引き受けしますよ、ということです。

お申込みは無料です。

実際に入所する場合には飼養代金を頂きますが、生前契約自体は費用はかからないので

無料の保険みたいなものです。

でも、最期まで手元でお世話し看取りが出来ればその方が良いに決まっています。

最期まで看取りが出来て、生前契約が無用になった場合にも解約費用もかかりません。

では何故生前契約が必要なのかというと、これは猫の為でもありますが

飼い主さんの安心のためという部分も大きいですね。

もしこの子を置いて私が逝くことになったら、この子はどうなるのだろう・・という不安

万が一のことがあっても対策を取ってあれば日々の暮らしが安心ですよね。

これは、今まで保健所から老猫を引き取る度に感じていたことです。

そして、殺処分に持ち込まれた猫を引き受けるときに思うことは、その子には

何の情報もないのです。

この子は普段何を食べていたのか、既往症はあるのか、苦手なことは何なのか

まったく真っ白で、引き受けてから、あれやこれやと試行錯誤となるのです。

それが生前契約であれば詳しく情報を頂けてあるので、お世話をスタートするときに

よりスムーズな対応が出来ます。

ちびママの家では受入れにも頭数制限がありますから、生前契約も無制限には

していません。いつでも十分なお世話が出来る頭数でなくてはなりません。

入所した子の体調の状態によっては、受入れ頭数も減らさなくてはいけません。

その辺は人間の老人ホームと同じなのです。

入所した猫たちがストレスなく暮らせるということが大切ですね。

これは昨年11月19日に旅立った花子です。

保健所からうちに来て1年8ヶ月を共に暮らしました。

18歳~19歳での旅立ちは大往生であったと思うのですが、私は花子が

可愛くて可愛くて・・・

でも今頃は先に亡くなった元の飼い主さんと再会していることと思います。

花子のような子をみているだけに、万が一のための準備は愛猫のためにしておいて

やってほしいと思うのです。

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