今日も1本の猫の行く末のご相談電話がありました。
人も高齢になり一緒に暮らしていた猫もそこそこ高齢になっています。
お世話をする方もあちこち身体が痛むことも多くなり自分のこともままならない
そんな状態になっても無理を重ねて猫のお世話を続けている
飼い始めた頃は数年先のことは考えなかったのでしょう。
漠然と感じていても目の前の可愛らしい仔猫を手放せなかったのでしょう。
もしくは、その時は同居の家族もいてお世話が出来なくなる不安はなかったのかも
知れません。
電話の向こうで涙を落としながら話される飼い主さん
高齢の猫ではこれから新しい飼い主さんを探すのも容易ではなく
もし自分が動けなくなったら!という不安に押しつぶされそうになっていました。
ちびママの家は高齢猫の施設であること
一度入所したら神さまの元に還るときまで手厚くお世話をされること
亡くなった後もずっと供養をされること
入所しても面会に来ることが出来ること
それらのことを一つ一つ丁寧に説明しました。
電話の向こうの安堵した声色に私もほっとしました。
でも、本当にお世話が限界だと感じるその時まで一緒に居てあげてくださいねと
お願いをしました。
そして無理だと思ったらそれ以上は頑張らないこと
自分になにかあったら引き受けてもらえる場所が出来ただけで安心出来たとまた
泣いていらっしゃいました。
その方の猫がちびママの家の子になるかどうかは神のみぞ知る、です。
ご縁があれば引き寄せられて来るでしょうし、無ければ繋がりません。
でも出来得るならば、どうか飼い主さんの元で天寿を全うできますようにと
祈っています。
もしもちびママの家にご縁があったのなら、私は必ず慈しみ大切にするので
大丈夫ですよとお伝えして電話を切りました。
7月10日にちびちゃんと2匹でやって来たぶっちゃん
控え目な子でなかなかケージから出ませんでしたが、ぶっちゃんは頑張りました。
少しづつ勇気を出してお部屋の中で行動範囲を広げています。
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