先日11日の朝8時57分
さっちゃんがにじのはしを渡っていきました。
そして翌日日付が変わった12日の深夜2時24分
ひびとちゃんも後を追うように逝ってしまいました。
2匹は同じお部屋で療養中で、さっちゃんが亡くなる前の晩には
何故かひびとちゃんがさっちゃんの傍に行きたがり2匹は寄り添って
寝ていました。
さっちゃんが亡くなった直後からひびとちゃんの容態が悪くなって・・・
そんなことを友人に話したら、それはきっと向こうに行く時は
同じ舟に乗って行こうねって約束したんでしょうと言いました。
私もそう思いました。
同じ年にちびママの家にご縁があって来たふたり
そしてこの子たちの境遇はまったく同じだったのです。
高齢の飼い主さんに先立たれたさっちゃんとひびとちゃん
飼い主さんの居なくなった部屋でひとりぼっちになりました。
そんな2匹は飼い主さんのご親族の方に手を差し伸べてもらい
ちびママの家に辿り着いたという経緯がありました。
そして2匹共に、ご親族の方では捕まえることが出来ないとの
ご依頼で私が出向き捕獲して連れて来た子たちでした。
4年の月日を共にするうちに、さっちゃんはいつも控え目に身体を
ヒタッと摺り寄せてくるほどになりました。
ひびとちゃんは毎朝お気に入りのご飯を足元まで持って来て!と
いつも主張していて目の前に置いたご飯を嬉しそうに食べていました。
あの時のさっちゃん、この時のひびちゃん
思い出される姿は幸せそうな姿ばかりです。
お別れがあること、看取ること、それはここでは日常なのですが
胸が張り裂けそうな気がするのです。
でもこの子たちは一緒に歩いていけたんだなと思うと、それが唯一の慰めです。
さっちゃんもひびとちゃんも私の腕の中でのお見送りが出来ました。
連日だったので2日ほどほぼ徹夜状態でしたが
哀しさがあまりにも深くて葬儀が終わってからも逆に眠くもなりませんでした。
ひとりちびママの部屋に入り、和室の縁台の上に腰をかけると
みんなが私を取り囲んで親愛の気持ちをたくさんくれるのですが
かわるがわる抱きしめる子たちの中に、さっちゃんが居ない・・ひびちゃんが居ない
七生も居ないや・・・ココちゃんは?ぶっちゃんは?
あの子たちが居ないと思う気持ちが何よりも辛く切なく思うのです。
どこに行ったんだろう
みんなのたましいは今は穏やかで光に満ちているだろうか
手元供養の仏壇に手を合わせ、共に生きてくれたこと、幸せだった日々を
思い返しながら、ただただありがとうと。
また新しくご縁に導かれて出会う子が来ます。
だからいつもちゃんと前を向いていなくちゃね
頑張って生きて旅立った子たちにまた会ったときの為に。
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