久し振りの雨です。
初冬にさしかかった季節の雨の日は肌寒くて寂しげな雰囲気をまとっています。
今日は中庭のあるレストランで昼食を摂ったのですが途中から雨が落ちて来て
紅く色づいた葉の木の下で何かが動きました。
クリーム色の、大きさから生後半年ほどの猫がいました。
気になってガラス越しに見ていたのですが雨のせいか裏山に移動してしまいました。
飼い猫だろうか、それとも野良猫だろうか・・・
春生まれの子のような気がして今年は生まれて初めての冬を迎えるのかもと
気になって気になって・・・
外で暮らす猫たちの厳しい現実を知ると、暖かな陽射しの当たる公園のベンチで
猫がのんびりとお昼寝をしている姿を見ても、
なんて平和で幸せそう・・・などとお花畑的な発想は出来ないですし
雨の日はことさら心配になってしまいます。
先日獣医さんにこのところ風邪引きの猫が多く来院すると聞いたばかりですが
外で暮らす子は治療もしてもらえず餓えと寒さで命を落としていきます。
例え人に飼われていても処分に出される子もいますし
そこから助け出される子はほんの一握り
ちびママの家に来た子たちは幸せです。
飼い主さんたちは一生懸命にその子を生かそうとして奔走してくれたのですから。
同じちびママの家に辿り着いた子たちでも保護猫たちのくぐり抜けて来た
年月はいつも生死と隣り合わせに居た子たちばかりです。
財力が欲しいと切に願うのはこんなときです。
場所と人とお金がなかったら、可哀想だけでは助けきれない現実があります。
早く雨が止みますように
外で暮らす子たちにせめて暖かな陽射しが届けられますように・・・
見かけただけのクリーム色の子に善良な方とのご縁がありますように・・・
雨の日は寂しいですね。
2015年頃の保護前の外暮らし時代のしげこ
庭のダンボールの上で寒さをしのいでいました。
*1番上の写真は2015年保護したばかりのしげこと七生
バリバリの野良猫さんだった頃
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