3月3日から4日に移り変わるかどうかの境目の時間

キジトラのナナちゃんがにじのはしを渡って行きました。

昨年からよく体調を崩し定期的に通院をし、今年に入ってからは

頻繁に受診するようになっていました。

18歳

人なら88歳という高齢です。

獣医さんにも、すごく頑張っているねぇと褒めていただいていましたが・・・

穏やかに静かに旅立って行きました。

その時私はもう泊まり込もうと思ってソファーにナナちゃんと寝る準備をして

ナナちゃんを抱いて応接室に戻ろうとしたタイミングでした。

ナナちゃんの顔を両手で包み、指でお顔を撫でながら

たくさんたくさんナナちゃんの頑張りを褒め、そして感謝を伝えていました。

最期の呼吸をしたときも私はこの愛おしい子の傍らにいられた幸運に

こころから感謝をしたのです。

ぽんちゃんやふくちゃんと一緒のナナちゃん

亡くなる当日の午後の早い時間にご家族の方がご面会にみえました。

もう残された時間がないとお伝えしていたので万が一の場合のために

生花と可愛らしいお花の飾りとピンクのフリースを用意してくださいました。

いただいていた生花で夜中に枕花を作りました。

ナナちゃんが好きだったおやつを供え

可愛らしいピンクのフリースでナナちゃんを包みました。

そして・・・黄色の可愛いお花は頑張ったナナちゃんに贈る勲章です。

翌日午後1時、私は葬儀場の杜のしおんさんへナナちゃんを車の助手席に乗せ

ちびママの家を出発したのです。

これがこの子との最期のお出掛けです。

曇天だった空が青空になりました。

蒼い空・・・なんでこんなに哀しいんだろう

涙を堪えながらナナちゃんと走ります。

お花でナナちゃんが見えなくなりました。

お花に彩られた美しい路がナナちゃんをあちらの世に導いてくれますようにと。

ナナちゃんに掛けた美しいレースの布の上には黄色の勲章のお花

今日は昨日と違い冷たい雨が降っています。

昨日青空の元、神さまにお返し出来て良かったとか朝からずっと

ナナちゃんを想っています。