早いものであっという間に2月に入りました。
今年に入ってから慌ただしく時間が過ぎていたので入所猫さんたちの
ご家族の皆様には近況もなかなか送れずにおりました。
保護猫や病気の子やらでほぼ毎日のように動物病院におりました。
そんな中、10年ほど前に私の元から里子に行った黒猫くーちゃんの体調が悪いと
飼い主のSさんから連絡を受け、それは心配と病院にも同行しました。
検査の結果はリンパ種
天を仰ぐとはこんな時の言葉でしょうか
まだ14歳ではありませんか!
私は今までたくさんの子を看取って来ました。
扁平上皮癌や腎臓、老衰、FIP、エイズに白血病・・・まだへその緒のついた仔猫・・・
生死の境目の子たちを保護するので、1年に何匹見送っただろうと言うときすらありました。
ですが・・・こころの準備をする時間をいえばリンパ種はどのくらいあるんだろうと
涙を必死に堪えて獣医さんの説明を聞くSさんを思っていました。
診断確定が出るまで1週間
しかし、その診断結果すら待つ時間はくーちゃんにはなかったのです。
1月31日この日は月末の最終日
会社を休めないというSさんの希望で朝からくーちゃんをお預かりし
デスクの横に寝かせて仕事をしていました。
30分ごとに体位を変え撫でながら時間を過ごしたのですが
18時8分に旅立っていきました。
Sさんが急いでお迎えに来たのが18時15分前
5分・・・5分間に合わなかったのですが、この子をひとりで逝かせたくなかったから
看取ってもらえて良かったと声を振り絞るように・・・
たくさんの病気をした子でSさんに深く愛されて守られて来ました。
14年の一生は愛された一生であったと思います。
私は神さまからくーちゃんをSさんに繋ぐお役目と最期を看取るお役目を
頂いたのだと思っています。
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