ちびママの日記

はち君のゴール

4月になっていよいよ新しい家族との出会いをスタートさせたはち君

運命の出会いを得て正式に飼い猫として旅立ちました。

2月からお預かりをしていたはち君

捕獲後、不妊手術を経てそのまま病院からちびママの家に。

もう4Kgは超えていると思われた白黒猫の男の子は

シャーシャー威嚇して触れるどころではありませんでしたが

捕獲をした保護主さんは時間がかかっても里親さんに繋げたいと

決められ、私はこの子を譲渡会に参加できるまでのトレーニングを

始めました。

一旦保護をして家に入れた子を馴れないからといって諦めて

リリースをすることは私には出来ません。

それは外の暮らしがどれほど過酷かを今まで見てきているからです。

保護主さんは自宅で飼うことは出来ない方なので

人馴れをさせて譲渡に繋げるか、はたまたちびママの家の家庭内野良になるか

道はどちらか1つでした。

朝に昼に夕に夜中に、私はずっとはち君と向き合って来ました。

そんな私を助けたのは他ならぬちびママの家の入所猫たちです。

はち君の個室の前で平和そうに寛いでくれたり、私に抱っこされて

甘える様子をはち君に見せてくれたのです。

はち君は賢い子でした。

他の子たちと私の関わり方を見てどんどん学習をしてくれたのです。

そして・・・ゆっくりと氷が溶けるように春を迎える頃には

私ははち君を抱けるようになっていました。

猫と暮らす会のHPでご縁が繋がりホームスティへ・・・

縁があって私の元に来たはち君

幸せ行の片道切符を手にしたのでした。

ホームスティに入る前、はち君はち君幸せになろうねと言いながら

はち君の爪切りをしてブラッシングをして・・・

手放し難い思いを堪えながら抱きしめて見送りました。

いくら私に馴れているからと言っても、再び新しい環境に入ったはち君が

ごろごろスリスリの状態であるわけはありません。

スタッフさんのきめ細やかなフォローと里親希望者さんの努力のおかげで

無事にゴールをすることが出来たのです。

1匹の子が家族として迎えられるためには沢山の方の尽力があります。

幸せに幸せに・・・願う想いはそれだけです。

はち君と一緒に見た夕暮れの景色を私はずっと忘れないでしょう。

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