ちびママの日記

春のような場所

ちびママの家に入所希望のご連絡をいただいたとき

うちの子は人に懐いていないのですとか、障がいがあるのですとか

いろいろなお話を伺います。

大抵のことはうちの施設に於いてはOKです。

懐いていないなら時間をかけますね。

障がいはどんな様子ですか?

目が見えていません。トイレの失敗が多いです。ドライフードが食べられません。

肢に麻痺があります又は四肢に欠損がありますなどなど。

OKです。心配は要りません。

私はちびママの家を作る時、行き場のない高齢猫たちの受入場所を

作ろうと思いました。

暖かい明るいお部屋でお日様に包まれながら気持ち良さ気に伸びをする

イイコだねっていつも言われて撫でてもらえる場所

どの子もみんな愛されて大切な猫としてお世話を受けられる場所。

私が欲しかった場所を自分で作ろうと思ったのです。

この施設をスタートしていろいろな問題を抱えている子たちにご縁をいただきました。

下半身麻痺の梅子さん、変形関節症で四肢が曲がってしまい歩くことも出来なかった

珊瑚ちゃん、扁平上皮癌と闘ったあおいちゃんやミルキー

糖尿病のホブくんや巨大結腸症のあもるやとら

下半身の神経に障がいがあり排泄が自分で出来ないあずきちゃん

痴呆が入り大音量で鳴く子など、小さな身体で精一杯頑張って生きる子たち

問題がある子も無い子もどの子もどうしてこんなに可愛らしいのか

そして彼らのお世話を通じて学んだことは私の学びそのものです。

どうして夜中まで働いているの?と聞かれますが

毎日帰りたくないくらい私はここが好きなのです。

和室の縁台に座るとみんながわ~っと寄って来て私を取り囲みます。

誰がおひざに座るのか取り合いになることもあります。

お膝に入り損ねたら、せめて前足だけでもと膝に足を掛けて

休む子もいます。

抱っこだ苦手だけれど。。。でも傍にいたいのと寄り添う子もいます。

どれほどみんなが可愛らしいのか伝えきれないほどです。

あったかいねハート

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