みるくが旅立った1月9日早朝5時5分
それから僅か5時間20分後の10時25分
こちらも数日前から通院をして治療を受けていたしまちゃんの
体調が急変してみるくを追うかのように旅立ってしまったのです。
朝7時半前、呼吸が悪くなったしまちゃん
これは・・・危ない!としまちゃんを託してくださったご家族に直ぐに連絡
急いで駆けつけてくださいました。
生粋の野良猫、誰にも触れないしまちゃん
私と保護をしたご家族の方と2人でしまちゃんに寄り添いましたが
どうしても抜けられないお仕事を抱えていらっしゃって
しまちゃんの最期は私がひとりでの看取りとなりましたが
本当に最期が近づいて来た時、ご家族の方がしまちゃんに声をかけました。
しまちゃん、しまちゃん、頑張ったね・・・
しまちゃんの子どもはちゃんと育てているからね、安心してね、と。
その声を聴いてしまちゃんの口が動きました。
何を言おうとしていたのか、本当のところはわかりません。
でも私には保護をしてくださった方にお礼とお別れを言ったのだと思いました。
しまちゃんは、あるお宅に子どもを2匹連れて現れた子です。
おうちの方が餌を与えていたわけでもありませんが、近隣に猫嫌いの人が
住むこところで、子猫を無事に育てることが出来るのだろうかと
威嚇して触れないしまちゃんにその方は寄り添ってくださって
それでも、これほどの野良猫と子猫を2匹抱えるのはさすがに無理で
私は友人を介してしまちゃんの受入を承諾した経緯があるのです。
普通であれば子猫は保護しても親猫はリリースです。
でも、その方はそうはしなかった。
懐いてもいないどころか威嚇がすごい野良猫に自分が入所費用を出してでも
この子に安全を与えてやりたいと。
あれから4年4か月
触らせてはくれないものの、しまちゃんの口元におやつのお皿を出しても
攻撃されなくなりました。
私がしまちゃんの横を歩いても逃げなくなりました。
おやつが気に入らないと、これじゃないの!と目で訴えてくれるようにまで
私としまちゃんの間には見えない絆が出来つつあったのです。
返す返すも惜しいのは、あと数年あったら私はしまちゃんをもっと
大切にブラッシングや撫でてやれたかもしれないということ。
でもこれが、この時間がしまちゃんと私に与えられた時間だったのでしょう。
みるくと同じ日に逝くなんて・・・・
しまちゃんは人は嫌いでも猫同士は良かったのでみるくと一緒が良かったのかな
保護されたご家族の方の、みるくとしまちゃんは一緒に見送ってほしいという
ご希望もあり翌日の葬儀は合同で執り行われることになりました。
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