ちびママの家では入所する際に「猫ちゃん情報」という
書類にわかる範囲内でその子の成育歴の記入をお願いしています。
しかし割と多いパターンなのですが、お申込者が飼い主様とは限らないのです。
ご実家で両親が飼っていた猫、親戚の方が飼っていた猫
飼い主様が何らかのご事情で施設に入った、逝去された、という
こともあり実際に共に暮らしていた方でないと正確な情報は不明なままです。
中には何歳かもよくわからないといったこともあるのですが
それでも、この子を助けようと動いてくださる方々からのバトンを受け取ります。
今回、たくちゃんが入所して直に食べなくなりました。
新しい環境に入った為と考えるのは普通のことなのですが
たくちゃんはあまりにも人馴れしていてフレンドリー
強制給餌して口に入れれば飲み込むということもあり
それに・・・もうこれは私の勘でしかなかったのですが
何かヘン!
入所して翌日には病院で血液検査も受けていますが大きな問題は
ありませんでした。
この時に助けになるのは「猫ちゃん情報」です。
たくちゃんのお身内の方がご記入してくださっていたのですが
1年前から痩せてきたという一文があったのです。
一緒に暮らしていなくても、たくちゃんに沢山の愛情を注いでいたことがわかります。
①1年前から痩せて来た
②尿が多目、でも腎臓は悪くない
③今回の検査は少しALTが高め
④食欲不振
⑤通常の血液検査では問題がない
これらを考えれば何か引っかかっていたのは甲状腺ではないか?ということ。
お身内の方とLINEで連絡をし甲状腺の検査をする旨を伝えました。
結果はやはり高齢猫には多い甲状腺機能亢進症と判明しました。
病名が判ればすぐに手を打てるので本当に安堵しました。
早速治療開始です。
今日のたくちゃんは食欲も出て行動もしっかりとして来ました。
お身内の皆さんも祈るような気持ちでいてくださっていたので
良いご報告が出来たことが本当に嬉しく、何よりも
たくちゃんがおやつの時間に嬉しそうに出て来てくれたこと
もう泣きそうになるくらい嬉しかったです。
治療中もとてもお利口さんなたくちゃん
しばらくはお薬は欠かせませんが、まだまだ15歳
ご飯が美味しく食べられて、お腹がいっぱいで暖かい陽だまりでお昼寝
そんな普通の暮らしをここちびママの家で永く過ごしてほしいと思っています。
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